やろっぽん
「やろっぽん」って、なに??
前衛的で多様なアカペラの開拓者集団、やろっぽんはアカペラの新たな可能性の扉をとんでもない力で叩き続ける23期のヤロバンだ(開くとは言っていない)。その群を抜いた確かな実力と滲み出るユーモアセンスこそやろっぽんの強烈な魅力であろう。
去年の学祭打ち上げでプロアカペラグループのRockapellaのコピーバンドとしてノリと勢いで結成されたこのバンド。練習の雰囲気こそ和気藹々としているが、ステージに立つとたちまち彼らの力強い演奏で観客を圧倒する。そのギャップもまたこのバンドが愛されている理由だ。
メンバー
4年・和田康太郎・ラスベガス
4年・黛聖哉・シリウス
4年・稲垣翼・モズ
4年・勝見想・デロンギ
4年・檜山和将・ギロッポン
見どころ、こだわり
このバンドのこだわりについて聞いたときにまっ先に上がったのはラスベガスさんが運営しているバンドアカウントだ。見てみるとそこには支離滅裂な文体のポストが。このやろっぽんオリジナルのポストこそこのバンドが人を引きつける魅力なのかもしれない。ちなみに最高いいねは83いいねである(クイズ大会の優勝ポスト)。
衣装については個々人の魅力が有り余るからわりかしシンプルで十分だと言う。なるほど、確かに本当のイケメンは下手にたくさんアクセサリーをつけない。むしろ派手な衣装を揃えがちなアカペラバンドのなか、シンプルな衣装で出てパフォーマンスで決めることは独特な格好良さが醸されるものだ。これもやろっぽんなりの競合戦略なのだろうか。
リードのラスベガスさんのパワフルなステージングはやろっぽんのパフォーマンスにおける華である。意識していることがあるかを聞くと「曲に合わせてくねくね動く」という非常に感覚的な返しをされた。曲の緩急を体で表現するということを無意識下で大胆にできるラスベガスさんのカリスマ性に驚嘆した。
お客さんに伝えたいメッセージ
今年のWLのテーマ「BE OUR GUEST」にちなみ、お客さんに伝えたいメッセージを聞いた。おもむろに語り出したラスベガスさんのメッセージを、あえてそのままここに綴る。
「恋愛でもなんでもさ、立ち向かおうとする人にエールを送りたいよね。人生まだまだ捨てたもんじゃないって。寒い夜に温かいココア、静かな夜にはおれらの歌がうるさくていいんじゃない?」 ______素晴らしいですね。
これからのアカペラについて真剣に考える五人
考えすぎた結果
文責 濱端有吾
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